異業種からのプログラマーになる場合、転職を少しでも有利にしたいと思うはずです。
そこでポートフォリオが必要になるのか気になる人は多いですが、用意したほうが有利になるのでしょうか。
ここでは異業種からプログラマー転職をする状況でのポートフォリオの役割について説明していきます。
転職活動では自分をいかにアピールするかがポイントになります。
異業種や未経験から参加する人ほど、自己アピールをして印象を強く残すことが重要になるわけです。

ポートフォリオを用意したほうがいい理由

自分の作品であるポートフォリオがあると、転職において有利になるのは間違いありません。
プログラマーとしての実績やスキルを証明するツールになりますし、モチベーションのアピールにもなるでしょう。
ポートフォリオは本気度を示すために役立ちますので、ないより用意したほうがいいのは確かです。
履歴書や職務経歴書などがあればOKと思うかもしれませんが、それ以上の自己アピールを可能にするのがポートフォリオです。
自分の作品を見せることにより、スキルや実績をアピールできます。

ポートフォリオは必須ではありませんが、用意しておくと採用率が高くなります。
高待遇の案件ほど大勢が応募しますから、ライバルに差をつけるための工夫が必要です。
採用率が高くなれば、それだけチャンスが広がるわけです。
成果物をアピールすることは、自分のスキルや実績を知ってもらうために一番てっとり早い方法になります。
将来的に転職を考えている人も、今から意識してポートフォリオを制作しておくとよいでしょう。
どのような仕事にも言えることですが、やる気を示すことは採用の可否を決定するほど重要なことです。

異業種からプログラマーに転職するケース

異業種からのプログラマーになりたい人は少なくありません。
40代からまったくの異業種であるプログラマーに転職するケースもあり、飲食や営業といった業界から参入する人もいます。
異業種からの転職の場合はポートフォリオは不要と思うかもしれませんが、用意できるならあったほうがよいです。
成果物を提示することは、仕事ぶりを評価してもらうために役立つからです。
自身のプロフィール材料が増えるわけですから、転職で有利になるのは間違いありません。
履歴書の作成を例にしても、空間がないほうが高評価になるのと同じです。

もちろん用意してもあまり評価してくれない会社はありますが、大いに評価してくれる会社もあります。
ポートフォリオを用意することでプラス評価になることはあっても、マイナス評価になる心配はないのです。
それならば用意したほうが、好結果に結びつく可能性が高いと言えます。
転職活動では高確率でライバルが存在しますので、ライバルに勝つための工夫が必要です。
成果物を提示することで実績・やる気はもちろん、どのような意識で仕事に取り組んでいるのかアピールすることができます。

自分の可能性を示すための指標となる

企業としては将来的な可能性が大きい人材を採用したいと考えています。
新卒の学生はもちろんのこと、中途採用にも言えることです。
ポートフォリオは企業が人材の将来性を知るための材料となるため、用意しておいたほうが就職で有利となります。
履歴書や面接の評価がイマイチでも、ポートフォリオがきっかけとなって採用されたケースは数多くあります。
成果物を提出した上で、なぜ応募しようと考えたのか明確に説明していきましょう。

それぞれの作品に関しては、どのような思い入れがあるのか説明できるのが好ましいです。
異業種からのプログラマーに転職する場合でも、独創性は評価されるからです。
オリジナリティが評価されるケースは多々ありますので、自信を持って成果物を見せてみましょう。
ポートフォリオに関して説明するときは、なるべくシンプルにまとめておくのが基本です。
長く説明したほうが伝わると思うかもしれませんが、これはまったくの逆効果になります。
話す内容が多くなってしまうと、結果的に何を伝えたいのか明確になりにくいためです。

ポートフォリオのボリュームを考える

ポートフォリオは異業種からのプログラマーを目指すケースで役立ちますが、ボリュームはほどほどがよいです。
ページ数が多いほど有利と考えるかもしれませんが、大切なのは要点がうまく伝わることです。
例えば50ページを用意しても、採用担当者がすべて見てくれるケースは少ないでしょう。
それならば10ページくらいに抑えておいたほうが、すべて見てもらえる可能性が高くなります。
これは自己アピールの説明にも言えることですが、長ければよいわけではありません。
シンプルにまとめて伝えることが、担当者に印象を残すために大切となります。

プログラマーの転職において、ポートフォリオが必須になるわけではありません。
履歴書や職務経歴書は原則必要となりますが、ポートフォリオに関しては必要書類に含まれていないのが普通です。
ただ用意しておいたほうが印象をアピールする上で有利ですし、特に異業種や未経験の人がプログラマーになる場合はあったほうがいいでしょう。
ライバルにいかに差をつけるか、担当者の印象を残せるかが重要なポイントになってきます。