30代・異業種からプログラマーに転職する方法
今は農業からサービス業・医療に至るまで幅広い業種でコンピューターを駆使した管理体制がなされています。
しかし日本のIT教育はアメリカや中国・フランスといった先進国の中では遅れており、2020年からようやく小学校でプログラミングの授業が必須化されます。
人材の供給が少ないこともあり、高い報酬を得られるのがプログラマーの特徴です。
そこで今回は、30代の異業種からプログラマーに転職する方法を紹介するので参考にしていただけると幸いです。
プログラム技術を学ぶ方法とは
プログラマーに転職するには、コンピューターやプログラムについての高度な知識を有していることが大切です。
プログラマーの場合、職場で仕事になれながら教育を受けるということはなく、採用後すぐに即戦力として業務に就くことになります。
まず異業種から転職をする前に、基礎からプログラミング学ぶことからスタートする訳ですが、どこで勉強をすればいいのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。
プログラムを学ぶ方法は専門学校・パソコンスクール・オンラインスクールの4つがあります。
それぞれメリット・デメリットがあるのでどれがご自身に向いているのかは、ライフスタイルによっても変わってくるでしょう。
注意しておきたいことは、今はまだ勉強をしている最中であり、転職先を見つけるのは後でということです。
せっかちな方だと専門知識をまだ身に付けていないのに、転職先を見つけて求人応募をする方もいます。
もし運よく採用されたとしても、即戦力にはならず採用してくれた会社を大きく裏切ってしまう行為になるので好ましい行動とは言えません。
専門学校で学ぶことのメリット・デメリット
コンピューターとプログラミングの知識を1から学ぶのに相応しいところが専門学校です。
専門学校のメリットは、毎日充実したカリキュラムが組まれていてしっかりと学習できる環境が整っているというところです。
多くの学校では午前9時から講義が始まり、午後3時まで丸1日全てがコンピューター関連の講義を受けられます。
異業種から転職する場合、これまで1度もプログラミングを作った事が無いという方ばかりでしょうから、専門知識を学ぶには打って付けの場所と言えます。
次にデメリットを見ると、仕事との両立が難しく入学金・授業料が高いということが挙げられます。
30代と言えば働き盛りの年齢です。既に役職に就かれている方も大勢おり、簡単には仕事を休めるものではありません。
いくら転職を希望しているとはいえ、今ある仕事を投げ出してしまうのは社会人としては問題行動です。
また専門学校の費用はとても高く、2年間在籍すると約300万円必要になります。
これらを考慮すると、仕事や家庭を持っている方には通いやすい環境というには難しい点があります。
比較的自由に通えるパソコンスクール
専門学校ほどの高度なコンピューター技術を短期間では学べないものの、プログラマーやシステムエンジニアといった専門職に必要な知識を伝授してくれるのがパソコンスクールです。
このスクールの特徴は、コンピューター全体の勉強をするのではなく、プログラマーであればその職業に就くのに必須となる項目の勉強だけを実施していることです。
細かくクラス分けがなされており、必要な勉強だけをするということで非常に効率が良いといえます。
多くのスクールで夜間や休日に開校しており、基本は働いている方を対象としているので、現在の仕事と両立させながら転職に向けた勉強を進めていけます。
デメリットとして挙げられることは、必要最小限の講義になってしまい、わからない事があれば別途違うコースを受講しなければいけない事です。
先にも述べたようにプログラマーコースであれば、その分野に必要な講義しかなされません。
もし、システム関連の知識も身に付けたいという場合は、システムエンジニアコースを受講しないと正しい知識を身に付けられない点があります。
どこでも自由に学べるオンラインスクール
日本では通信教育は古くからあり、大学や高校でも活用されてきました。
昨今ではインターネットを利用したスタイルになっており、通信教育という名前からオンラインスクールという名称で呼ばれています。
プログラミングを学べるスクールも多数登場しているので、利用してみる価値はあるでしょう。
オンラインスクールのメリットは、場所・時間に縛られずに好きな時に勉強が出来るということです。
早朝でも深夜でもインターネットに接続したパソコンやスマートフォンがあれば、用意されているカリキュラム動画を閲覧して学ぶことが可能です。
30代だと家庭をお持ちの方も多いでしょうから、スクールに通う時間や金銭的余裕がなくても、比較的お安い料金でマイペースに転職に向けた知識を養っていけます。
デメリットで考えられるのは、しっかりと学習計画を立てて、ご自身でスケジュール管理をしないといけないことです。
テストや課題提出というものがないので、正しいプログラミング知識を身に付けているのかもわかりにくいところがあります。
オンラインスクールは異業種でもコンピューター操作に長けていた方に向いている勉強方法だといえます。